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アイフレイル啓発活動

日本リハビリテーション医学会学術集会でのご紹介

国立障害者リハビリテーションセンター病院 清水 朋美

令和4年6月23日(木)~25日(土)、神奈川県のパシフィコ横浜ノースにおいて、第59回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催されました。日本リハビリテーション医学会は一万人超の会員数を擁す大規模の学会で、今回の学術集会は第14会場+ポスター会場+機器展示会場まであり、臨眼と匹敵するかそれ以上の大きさを感じさせる規模でした。

今回、「リハビリテーション科診療で知っておくべき視覚リハビリテーション」というシンポジウムが企画され、筆者は座長と演者を務めさせていただきました。2021年に自国開催されたパラリンピックが契機となり、このシンポジウム案が出され実現することになりました。まさにパラリンピックのレガシーと言えるでしょう。

参加者の大半は、リハビリテーション科の医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等々で、事前のリクエストで挙がったのは「眼科の専門知識がなくてもわかる眼科受診の目安になるようなものがあったら教えて欲しい」ということでした。そこで、筆者はアイフレイルのご紹介をさせていただくことにいたしました。会場へ資料の事前送付を依頼し、会場内のテイクフリーハンドコーナーとシンポジウム会場前に設置いたしました。シンポジウム会場前に設置した分はシンポジウム終了後にはほとんどなくなっており、リハビリテーション科の皆さまに少しはアイフレイルのことが伝わったのでは?と期待をしております。リハビリテーション科と眼科はこれまであまり接点がなかったようですが、リハビリテーション科には眼科的なことでお困りの患者さんも多いようで、これを機にいろんなところで連携が取れていくと救われる患者さんも多くなるのでは?と感じました。

このたびは急なリクエストにも関わらず貴重な資料を提供していただいた関係各位に心から御礼申し上げます。